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月: 2018年8月

MONTHLY ARCHIVE

本当に疲れているのは、「身体」ではなく「脳」です

疲れが取れない、最近なんだか元気が出ない。
こんな場合、脳が疲れすぎです。
脳をやりたいままにしておくと、
常に思考が動いている状態になり、エネルギーがどんどん使われます。
スイッチを切っていない状態です。
これが続くと、どんどん疲れてきます。
そんなときは
一度、脳のスイッチをOFFにしませんか?
そしたら、脳はお休みでき、疲労回復できます。
そのためには「思考」を止めることです。
ヨガの時間は、身体と呼吸を観察する時間です。
何のために観察を続けるか?
それは、「思考を止めるため」です。
思考と観察は2つ同時には進みません。
思考モードの時は観察はできないし、
観察モードの時は思考は止まります。
これも、知識でわかるだけでなく
是非一度実践して確かめてみてほしいなと思います。
私も思考が止まらなくなった時、
目を閉じて前屈を3分ほど続けることで
思考を強制的にシャットダウンしています。
たかが3分!ですが
思考で膨れ上がった脳がいったんゼロになるのがわかります。
私の本質=主
脳・心=従
この関係が逆にならないように!!!
脳や心を私の本質がコントロールできるようになるということは、
この3分を確保できるかどうかということです。
観察というのは、
ただ身体の一番刺激を受けているところを見ていくだけ
あるいは
呼吸を見ているだけです。
上手くできたできないはジャッジせずに。
ジャッジし始めたとたん、思考のスイッチがONになります。

「安定」と「向上心」のバランスを確認してみましょう

身体をどっしりと安定させるために必要なのは、

「上下のエネルギーのバランス」に意識を向けることです。

下半身は、大地に足の裏を根付かせて、下半身を重力に任せておろしていく、下向きのエネルギーです。

上半身は、天に向かって背骨が伸びていく、上向きのエネルギーです。

 

どちらも大事です。

ヨガのポーズに限らず、ただ立っているときも

体の中の上下のエネルギーの流れを意識して立つと、バランスよく立っていられます。

 

ヨガのポーズで言えば、

ふらつきやすい片足立ちのポーズも、

「下半身は下向きにおりていく、上半身は上向きに背骨が伸びていく」

と意識するだけで安定感が増します。

 

 

そしてこれはマットをおりても大事なことで、

 

上向きのエネルギーは向上心。

 

下向きのエネルギーは今のままの自分を受け入れる自己受容。

 

どちらかに偏りすぎても物事はうまくいきません。

 

まだまだ向上したい!外側に出たい!エネルギーばかりだったなと気が付いたら、ちょっと立ち止まって今のそのままの自分を認めてあげる。

 

反対に安定ばかりで意欲に欠けていたなと気が付いたら、少し自分にエンジンをかけてみる。

 

ヨガのポーズをとることで、人生で大事な上下のエネルギーバランスを身体をもって体感することができます。

 

 

ねじって内臓に刺激を与えるポーズ

冷たい食べ物や飲み物を取り続けていると胃腸の調子が落ちてくると、

前々回のブログにて書きましたが。記事はこちら!

 

今日は、内臓の調子を整えるのにおすすめな「ねじりのポーズ」の詳しいやり方を説明します。

「ねじりのポーズ。」

ねじりのポーズは、上半身をねじることで内臓に刺激を与えます。

内臓や血管に刺激が加わり、いらないものを排出する働きが促進されます。

例えるならば、内臓を直接マッサージしてあげているようなものです。

・身体の後ろの床に置く手は、「軽く」です。

その手を支えにねじりすぎないようにしましょう。

力を入れすぎないように、身体の心地よさを感じながらです。

・ねじるときは、胸を開くイメージをつけるとやりやすいです。
(右にねじるなら、右胸を開くイメージです)

・ねじりながらも背骨は床と垂直の方向に伸ばします。

・左右どちらもねじります。

 

・ねじりから戻るときは、

内側がねじりの緊張から解放されていく感覚を味わいながら、
ゆっくりと戻ります。

 

というように、身体への効果を考えてポーズを選ぶこともできますが、

このねじりのポーズは、瞑想的に内側に意識を向けるポーズとしてもとてもおすすめです。

瞑想的にポーズをとる場合は、1分くらいポーズをホールドして、

じっくりと身体の観察に入ります。

いいも悪いも何もジャッジせずに(思考を止めた状態)、

ただねじりの入った身体を見ていきます。

何か気づきが内側からやってくれば、それを受け取って観察を続けます。

 

ねじりのポーズはそれほど難しい動きはないので、どなたでもやりやすいですが、

反対に、地味なポーズなので飽きてしまうかもしれません。

動きが少なくて、面白みがない、刺激が足りないと感じられるかもしれません。

 

ですが、その微弱な刺激の中に静止している身体を

観察していくうちに、自分の中の静寂を感じられるようになります。

ここまでくると、至福感の中でポーズをとれます。

 

そのためには、練習の継続あるのみです。

 

 

行動できるようになるには

準備が完璧になるまで行動をせずに、ひたすらインプットだけを続けていても、
行動できる日は永久にやってきません。
自信は行動しながらついてくるものです。
そして、
不確定ながらも自分の可能性を信じることができるかどうか。
 
これが行動するためにはとても大事です。
 
その時に、エゴの自分の存在を自覚することで
比較的簡単に行動を止めているブレーキが外れます。
 
自覚できれば、自分可愛さを手放して、
自分を世の中に差し出すことができます。
 
 
私の中のエゴの自分。これはきっと永遠になくすことはできない気がします。
傷つきたくない自分。失敗が怖い自分。(よく出会うエゴの自分です!!)
それでも、エゴの自分が大きく膨れ上がってきても、
それを客観的にみることができ、
「ああ、またエゴの自分が出てきたな。
でも、自分を世の中に差し出すんだった!」と思いなおして、
行動を選択できたら、それでよいのだと思います。
条件反射のように、いつもの思考ルート、思考癖を使っていたら
いつまでたっても行動できない自分です。
行動できない自分がいる
失敗したくない気持ち(エゴ)に気づく
気づいたら手放して、自分の可能性を信じよう。世の中に自分を差し出そうと思いなおす。
ここで大事なのは気づくということ。
気づくためには何が必要でしょうか?
それは「なぜ行動できないか?」を自分に問うことです。
それが自分と向き合うということです。
ヨガの時間も、自分と向き合う時間です。
この時間は、
身体を観察することで、気づきをもらいます。
自分に問うことや身体を観察することで自分の内側から気づきやってきます。
この実践を続けていくと、
もっと自分自身を信頼していかなければと思いますし
頼れるのは「自分なのだ」と解ります。
更に言えば、
そもそも私という存在は完璧なのだとわかります。
すべて自分と向き合うことでわかることです。
自分を信頼できるとものすごく安心して生きられるようになります。