心は私自身ではない
思考や心はコロコロと変わります。
これは変わる性質を持っているので当たり前なのですが、
自分=思考だ
あるいは
自分=心だ
と思っていると、
変わる性質をよりどころとしているので、いつも揺れます。
不安の中で生きているような感じです。
ヨガ哲学では、
「私、自分というもの」は「変わるもの・変わらないもの」の二つに分けられると考えます。
思考や心は自分の中の「変わるもの」。
そして魂は「変わらないもの」。
よく「ありのままの自分でOK」だ。
とか言いますが、これは、
この「変わらない私=魂の自分」で生きている時、
どこにも欠けのない、それだけで完璧な存在だということです。
この「変わらない私」の感覚は、ヨガをしている最中に「なんともいえない至福感」として感じられます。
思考は止まり、穏やかに自分に戻る感覚。。。
「あぁ、この自分でいいのだ」という安心感。
この「変わらない私=魂の自分」が自分の中にある。
ということがわかれば
何があっても安心感が生まれます。
何があっても、思考や心に振り回されてても、
私たちの内側の深い部分は、いつだって平和なのです。
そこに戻れる安心があります。