カテゴリー: 心のトレーニング
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「ここに来て、はじめてポーズを修正されませんでした。」
先日体験レッスンに来られた方の言葉です。
スポーツクラブでは
身体が硬いからと、
いつもポーズを直されていたそうです。
正しく。
もっと伸ばして。
もう少しがんばって。
できない自分を
どこかで責めながら。
ここでは、言いました。
ポーズは完成させなくていい。
自分の“心地よさ”を信頼してください、と。
修正もしません。
比べることもしません。
ここまでヨガをやってきて
私が最近思うのは、
「ヨガ することで身体を直す。」という考え方自体が少し強引な気がしています。
体をゆっくりと動かしながら、見てあげることで
色んな気づきが体からやってきます。
その気づきが入れば
体はうまく治癒力が発動する方に進んでいきます。
私たちが指示命令しなくても
心臓は休むことなく動くように、身体のシステムは全自動で動いています。
気づきというちょっとした信号を入れていくことで
その全自動システムのお手伝いをする感じです。
体のシステムに感謝して
気づきを伝える。
それで十分なのだと思います。
その方が帰り際に
こう言いました。
「胸の真ん中が、ほっこりゆるみました。」
整ったのは形じゃなく、
“がんばらなくていい私”だったのだと思います。
うまくやる場所ではなく
責めなくていい場所を。
元気じゃない日ほど、どうぞ来てくださいね。
「そんなにストレスはないと思います」
そう話してくださる方の体を見てみると、
・肩甲骨の間が固い
・あぐらで膝が浮く
・前に倒れられない
・顎に力が入っている
・呼吸が胸で止まっている
そんなことが少なくありません。
実は、心の緊張は
自覚よりも先に“体”に現れます。
なぜ、心の状態が体を固めるのか
不安や緊張が続くと、交感神経が優位になります。
すると
- 呼吸が浅くなる(横隔膜が固まる)
- 胸を守るように背中が丸まる
- すぐ動けるように股関節の前(腸腰筋)が緊張する
- 無意識に奥歯を噛みしめる
- 骨盤底がキュッと締まる
体は「守りの姿勢」に入ります。
この状態が長く続くと、
✔ 股関節が開きにくい
✔ 太ももの裏が張る
✔ トイレが近い
✔ 肩や腕が痛い
✔ 深く眠れない
といった不調につながることもあります。
でも多くの方は、
それを“体が硬いから”と思っています。
本当は、
がんばりが抜けていないだけかもしれません。
股関節が硬いのは、体のせいではないこともある
例えば、
あぐらで膝が浮くのは
内ももが縮んでいるだけではなく、
「守る」緊張が続いているサインのことがあります。
前に倒れられないのも、
柔軟性の問題ではなく、
横隔膜や骨盤底がゆるんでいない場合も多いのです。
体は、心の履歴をそのまま残します。
だからこそ、体からゆるめる
では、すぐに「考え方を変えましょう」といってもこれは一番難しいです。
心をゆるめるよりも、身体をゆるめる方が簡単です。
まずは
・吐く息を少し長くする
・顎の力を抜く
・クッションやブロックを使って股関節をゆるめる
・無理に開かない
体に「もう守らなくて大丈夫」と
教えてあげること。
体が安心すると、
過緊張は少しずつほどけます。
心は、あとから静かについてきます。
✔ 最近、呼吸が浅い気がする
✔ 気づくと歯を食いしばっている
✔ あぐらがつらい
✔ なんとなく常に力が入っている
✔ 「ゆるむ」がよくわからない
もしひとつでも当てはまるなら、
それは体からのメッセージかもしれません。
体は、ちゃんと教えてくれています。
Being yogaでは、
無理に伸ばすことはしません。
ポーズをきれいにできるようになることを目標にもしません。
まずは
「どこが固まっていたか」に気づき、
体から過緊張をリセットしていく時間。
がんばり続けてきた体を、
一度、丁寧に見てあげませんか。
体験レッスンでは、
今の体の状態を一緒に確認しながら、
あなたに合ったゆるめ方をお伝えしています。
もしかしたら、
「私、こんなに力が入っていたんだ」
そんな気づきがあるかもしれません。
2026年のレッスンも始まりました。
今年もよろしくお願いします。
ヨガレッスン中に
「今の身体はどんな感じか、ただ興味深く観てあげてください」
とよく声かけしています。
自分の心地よさを大切に
身体を動かして、その身体を観てあげる。
この自分と向き合う時間がヨガです。
そこにできるできないのジャッジや
周りの人と比べることは不要です。
心地よくできるポーズの時は大丈夫でも
自分が苦手なポーズになると
「みんなはできているポーズなのに、私はできていない」と
周りの人と比べてしまい居心地が悪くなることはありませんか?
人と比べて、できていない自分を責めて
何かいいことがあるでしょうか?
ヨガをしたいと思った目的は何でしたか?
心身を整えるため。
ストレス解消。
痛みの軽減。
目的を忘れて
周りと比べることをはじめたら
ヨガの時間は苦痛になってやめたくなるか
あるいは
人と比べて優位性が出るまでがんばるしかありません。
人と比べて勝ちたい。
人より優位に立ちたい。
この欲求は、誰の心にも根深くある「承認欲求」です。
私、私、、、という意識からくるもので、強すぎると人生が苦しみになります。
ヨガはこの「我」を少しずつ手放す練習です。
ヨガの時間だけではなく
私たちは
いい悪いをジャッジし
人と比べてダメだと自分を責めたり、
人より優位性を出して認めてもらおうとやりがちです。
ですが、それはただのマインドのクセです。
何のためにという目的を忘れないように。
我が強いと、苦しみの中で生きてしまうということを忘れないように。
今、この瞬間に意識を置き続けれるように。
ジャッジしないように。
ヨガの練習は
マインドのクセを外す練習でもあります。
今日の午前中はヨガ心理学レッスンでした。
「もっと早くにこのことを知っていたらよかったなぁ。」と帰り際に言われていました。
他人に認めてほしいという欲望を叶えるために
私たちは、自分の気持ちを我慢して、本当にやりたいことをやらずにいます。
そして、他人に認めてもらうためのことをやります。
人間の根源欲求として
「人に認められたい欲望」というものがあるので、
ゼロにするのは難しいですが、
こればかりに縛られていると人生が苦しみになります。
「なぜ、目の前の人に認めてほしいのか?」
「目の前の人のリクエストにこたえないと、自分はどうなってしまうと恐れているのか?」
このあたりを探ると
案外どうでもいいようなことに縛られていたことに気づくかと思います。
あるいは、惰性で続けていただけだったかもしれません。
無意識や惰性で続けていることを
1つずつ、意識的に選択して変えていくことも大事ですね。
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