子供の宿題にイライラしないためには
春休みももうすぐ終わりますね。
最近、ヨガ哲学レッスンやヨガレッスンで伺う一番多いお悩みが
「子供が宿題をやらないことにイライラしてしまう」
「だらだらしている生活態度が気になる」
といった感じで、ご自身のお悩みというより
お子さんのことでイライラする、ぶつかる、何とかしたいと思われている方が結構いらっしゃいます。
ヨガ哲学の視点からのアドバイスできるとすれば
以下の3点です。
1.子育てのゴールは子供の自立。これを常に忘れないこと。
2.わが子も「本質の自分」を持った存在だと信頼の目で見守る。
3.人は変えられない(わが子であってもです!)
まず、宿題をやるやらない、あるいは忘れ物をしてしまうなどということは、
子供が自立していく上で
自分で解決能力をつけていくために必要なことだと思います。
「宿題をやらないとどうなるのか?」
「忘れ物をしてしまったらどうなるのか?」(←我が家の事例は記事の最後に書いてます。)
あるいは、
「忘れた時はどうすればよいのか?」
こういった一つ一つを体験することで、対応能力もついていきます。
それを親が宿題を完成させるところまで付き添ったり
忘れ物をしないようにチェックする、忘れ物を届ける
などをやってしまうと
せっかくの学びの機会を摘み取ってしまうことになります。
子供に転ばぬ先の杖は要りません。
転んで学べばそれでよしです。
子育てのゴールは「子供の自立」です。
「先生や周りのお母さんたちから、良いお母さんと思われたい」
「子供に好かれたい」
こんな気持ちに引っ張られて、
子供のことに手を出し、口を出しということが止められなくなっていませんか?
あるいは
手出し、口出しをしてしまうということは
そのままの子供を信頼できていない。ということかもしれません。
「私がしっかりと管理してあげないと、この子は・・・。」
「このままいくと、この子の将来が不安・・・。」
という気持ち。
子供はか弱い存在、まだ不完全だ。と思っているかもしれませんが、
そんなことはありません。
誰の中にも「本質の自分」というそのままで完全な存在がいます。
今はただ、エゴ丸出しかもしれない。
それでも、そのままの子供を信頼すること。
それが親の役目ですね。
また、これは対人関係をよくするうえでの黄金のルールでもありますが、
「人は変えられない」ということです。
たとえ我が子であってもです!!
子供の問題は、その子自信が解決する力をちゃんと持っています。
それを親が解決しようと手助けするのは、おせっかいというもの。
信頼の目で見守るだけで十分です。
子供のことにイライラして、ぶつかってしまう、。
その子供さんに向けていた時間やエネルギーを是非、
ご自分のやりたいことを見つける、
やりたいことをやるということに向けてみませんか?
自分を幸せにすることに一生懸命なお母さんを見ていたら
きっとお子さんも
変わってくると思います。
人は変えられませんが
自分が変わることで
周りに良い影響は与えられます。
私も子育て中なので、まだまだイライラすることもあり、口出しすることもありますが
そのたびごとに「子育てのゴールは自立」「信頼の目で見守る」ということを
再度確認しながら、
できるだけ子供の問題には手出しをしない自分を育てています。
冷たいかなぁ。。。と思うこともあるのですが
子供は私の所有物ではありません。
今はありがたいことに、一緒にいられる時期なだけで
いつかは自立して巣立っていきます。
私の思い通りに育ってくれたらというのは、エゴですね。
1番下の小1の男児は、一度忘れ物をしてからは
「全教科の教科書を毎日持っていく。」
というアイデアを自分で考えて実行してます。
重すぎるランドセルよりも
忘れ物をしない。
が今は優先なのだと思います。
今後、どうなっていくか口出しせずに見守りたいと思います。