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腰痛の方にヨガがなぜいいのか?

最近、「メディカルヨガ」というものすごく分厚い本を読んでいます。
この本では、病院や薬に頼りすぎずに
心身の症状に自分で向き合って、
ヨガの呼吸法、ポーズ、瞑想、そして思考グセの改善によって
自分で自分の心身を治癒させていく方法を
・不安とパニック発作
・ぜんそく
・腰痛
・慢性疲労症候群
・頭痛
・不眠症
・更年期障害
・太りすぎと肥満・・・と各症例ごとに詳しく書いてあります。
今朝のニュースで、
日本の医療費が過去最高の42.6兆円(2018年度)だと書かれていました。
すぐに病院や薬に頼りすぎな日本人です。
国の財政が破綻しないためにも
一人一人が、
自分の心身の治癒は、全面的に自分に責任がある。
という大前提をここで確認しておきたいと思います!
そして今日は、腰痛の方がとても多いので(私も含めてです!)、
腰痛改善のヒントとなる【背骨の柔軟性】について簡単にお伝えしたいと思います。
背骨に関しては、いつもレッスンで
「柔軟に動く背骨が健康のバローメーター」だとお伝えしていますが、
この「メディカルヨガ」の本の中で、
「なぜ背骨の柔軟性が必要なのか?」の説明がわかりやすく書かれています。
↓↓↓ここから引用です。
背骨の椎間板を構成する軟骨には血管がないため、近くにある血管から栄養を取り入れるためには、背骨を動かさなくてはなりません。
ヨガのポーズの多くは背骨を前後に曲げたり、左右にねじったりする動きがバランスよく組み合わされているので、椎骨間のクッションの役目をする椎間板が乾いて退化するのを予防できます。
このクッションのおかげで脊柱の神経が圧迫や衝撃から守られているのです。」
↑↑↑ここまで。
椎間板ヘルニアの方もいらっしゃるかと思いますが、
椎間板を潤った状態にしておくためには、背骨自体を動かすことが必須ということです。
これは背骨に限った話ではなく、全身の関節の軟骨すべて同じですね。
膝関節や肩関節、股関節にも痛みや症状が出ている方がとても多いですが、
同じように動かさないことで、固まっていきます。
乾いて退化して、滑らかに動かせなくなります。
脅すわけではありませんが、動かさないことで関節は退化していきます。
病院でヒアルロン酸注射を打ってもらっても、その直後はよくても
動かさないと乾いていきます。
先日、生徒さんと腰痛の話していた時に
「私は以前椎間板ヘルニアになったのですが、今は全く痛みはありません。
 その当時、薬に頼っていた時は全然治る気がしなかったけれど
 自分で向き合うことを決めて、
 身体を動かしていったら痛みがなくなっていった。」
とおっしゃっていました。
私も自分の腰痛と向き合うようになり
自分の身体の癖がたくさんわかるようになってきました。
無意識で悪い姿勢(反り腰)になっている時、
それに気づいたら、
・丹田を意識する
・骨盤底筋を意識する
・左右均等に体重を乗せる
・肩をおろす
ということを地道に繰り返しています。
それをやるうちに、
自分の心身の癒しは自分でできるという
自信がついてきましたし、
ある程度痛みを緩和できるようになってきました。
下に紹介するポーズは、背骨を柔軟に動かすのに適したポーズです。
ぜひやってみてください!
【腰痛の方におススメの背骨を動かすポーズ】
①四つん這いになります。
②吐く息で背骨を天井に近づけるように上げていきます。
(お腹を内側に引き寄せるように)
③吐き切ったら、楽に背骨を戻します。
④吸う息で、胸を開きます。
⑤吸い切ったら、楽に背骨を戻します。
これを繰り返します。
腕と脚は、
吐く息の時も吸う息の時も下方向に押してあげると
背骨の動きがスムーズになります。
そして意識は自分の背骨に向けて観察し続けます。
「滑らかに動く背骨」を観察します。
どちらかの背骨の動きが痛い場合は、
一方だけの動きを繰り返していてもOKです。
決して痛みを無視してやらないようにしましょう。
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